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ロックの部屋

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THE PSYCHEDELIC FURS

『WORLD OUT SIDE』
WORLD OUT SIDE
そんなにサイケデリックではないけど【サイケデリック・ファーズ】です。サイケデリック・ファーズがデヴューした頃は、なんて時代遅れのバンド名なのだろうと思っていました。1970年代後半であったし、サイケデリックムーヴメントは既に10年以上も前のこと。プログレ全盛期も過ぎて、ブリティッシュ・ロックが盛り下がっていた時代だっただけに異質なバンドだったな。

バンド名の胡散臭さに、ヴォーカルの声もどこかデヴィッド・ボウイ風であったり、ピーター・ガブリエル風だなと思ってしまい、オリジナリティのない人達だなと馬鹿にしていたものだ。

でも今になってはそこが良い。音もフワフワ漂ったなかに、リチャードバトラーの甘い声が溶け込んでいて心地よい。オカルト風にも聞こえて、ゾクゾクするところがはまります。いつのまにか誰も真似ができない世界を築き上げてしまったのだ。彼らは時代にながされていたのではなく、自分たちの音楽をやり続けていただけだったのだ。

初期のころは、もっとパンク風味もあったような気はするけど、1991年のこのアルバムはギターのうねりにトランペットもしゃあしゃあ鳴っている。全体的にスローテンポで気持ちよし。

プログレ風味もあって、他にはないような個性を感じる。グルーブを感じるのではなくて、空間に漂う浮遊感を味わって欲しい。

ポップな「In My Head」のような曲もあって、けしてミステリアスなバンドではない。

サイケデリック・ファーズくらい、ベテランで個性的なバンドだったらファンサイトがあってもいいかなと思い検索したけど日本にはないみたい。このバンドの情報はもっと知りたいです。アルバムも2枚あるけど他にも欲しいものはあります。と。。。そう、思いつつ後回しになってしまって10年以上経ってしまった。ベスト盤でもいいかなとは思う、持っているアルバムに被る曲が少ないのを選んでね。

あなたもぜひ一度サイケデリック・ファーズの世界にはまってみません?


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